拡大臨時総会報告
2003年5月25日
文・清水重勇
会議日時:2003年5月25日、開会10時05分〜閉会12時20分
会場: 東条町コミュニティー・センター
参加者総数:43名
総会の成立: 出席会員24名、委任状14通、計38(会員総数39)
1 挨 拶 井上会長
2 調停経過報告 宮永調停申立人
別紙配布資料「水道料金値上げに対する調停経過報告」を読み上げ、社簡易裁判所における2月17日(第1回)、3月17日(第2回)、4月17日(第3回)、5月22日(第4回)の概要を明らかにした。
3 質疑応答(調停申立人 宮永・北野・井上)
- 第2回期日における公友不動産の説明の要点である「会社の赤字をなくする観点」から新料金が設定されていること、漏水の費用負担の妥当性などについて検討した。
- 第3回期日における調停委員から公友不動産への提案「@一定期間をあけて段階的にアップする方法」「今後、東条町の水道料金の値上げがあるまでは値上げしない」が拒否され、これに対して申立人が不調の場合、法廷訴訟も考慮する意向を表明した経過について補足説明が行われた。
- これにより、裁判長・調停委員が、不調による終結を予定しつつも、次回を最終期日として公友不動産側の譲歩案の提示を再度求めた経過について補足説明があった。
- 第4回期日において公友不動産が提出した譲歩案のコピー資料について「供給原価」「購入単価」「管理共益費」など用語の補足説明が行われた。
- 譲歩案に基づいて作成された資料「口径13mm・2ヶ月35m3の場合の試算」について説明があり、譲歩案に示されている基本水量上限の引き上げ(2m3)から生じる実質支払い金額への反映率について検討した。
- 譲歩案を新料金とした場合、その実施時期以前の料金支払について申立人から出された質問に対して、公友不動産が再度社内協議をへて回答する旨、提案があり、6月26日に第5回期日が設定された経緯について補足説明が行われた。
- 公友不動産の譲歩案は2年前、事前の話合いもなしに唐突に提示された値上げ案と基本的に何ら変更点は認められず、仮にその実施時期以前の料金支払を旧料金とする回答(本報告では以下、これを《回答A》とする)が得られたとしても、実施されることになる新料金は、申立人側の調停当初からの主張の論点を無視するものであることに変わりないのであるから、調停は全面的に不調とすべきであるとの意見が表明された。
- 《回答A》の利害得失をめぐり賛否両論が表明された。
- 申立人は、新料金の受諾は後退と考えられるにしても、《回答A》と並行して、今後の料金改定が両者(「水道利用者」)の協議に基づくことについて、調停終結の結果、作成されるであろう調書(本報告では以下、これを《調書A》とする)に明記されることは一つの前進であると考えることができるとする意見を表明した。
- 公友不動産のこれまでの態度からすると、《調書A》を獲得したとしても、今度は「管理共益費」を原資とする施設・設備の更新という事項を持ち出してきて、これまでと同様「会社のために」値上げを要求してくる恐れもあるので、「管理共益費」に関する事項は《調書A》に絶対に含めてはならない、との推測ならびに意見が表明された。
- 公友不動産が町水道事業者との協議を行うといった事項もあるが、これは単なる公友不動産の利益に関するものであり、調停が扱うべき事項ではないので、《調書A》から断固削除すべきである、との意見が表明された。
4 今後の方針について
- 申立人は、次回調停に望む基本方針について
「基本的には不調とするが、《回答A》があれば調停を受諾する」との提案がなされた。
- 調停終結以降の自治会としての運動方針について井上会長から概略説明がなされた。
- 不調の場合、旧料金支払い行動を続行することの見通しについて意見が交わされた。
- 公友不動産が行うであろう未収金額の個別請求の続行に対する抵抗力の見通しについて意見が交わされた。
- 公友不動産がいつまでも今のまま存続しない(させてはならない)という前提を堅持し旧料金支払いの持続を可能にするような常設組織を自治会内に設置する案について意見が交わされた。
- 以上の論議経過、ならびに、こうした不確定な状況ながらも問題の基本的認識を共有することができたことをふまえて、臨時総会は、次回調停に臨む申立人に対し、出席者の総意において、その意思決定を一任することとした。
5 自治会活動について
@ 嬉野東・永福台・秋津第三地区協議会の方向性について
- 4月18日の協議会立ち上げの会合「仮称・三地区協議会」と5月16日の三地区区長の打ち合わせ会議の経過報告がなされた。
- 現時点において、三地区の自治会が協同して、合併までに道路、水道、情報網の町への編入・統合の要求、ならびに、三地区住民の懇親会の計画について検討が進められている旨、報告があった。
A 自治会防災組織について
- 最近の地区内での火災・ボヤへの対処の状況、ならびに、秋津台地区自治会の自立の道などを勘案し、従来の形式的組織にかわる実質的な組織の確立を検討中である旨、報告があった。
- 5月31日の防災ハイキングの企画について説明があった。
B 6・8クリーンキャンペーン
- 実施日程、集合場所について説明があった。
- あわせて、水道料金の集金日を6月7〜8日とする旨、報告があった。
6 その他
なし
(以上)
|