これも内藤国雄「詰将棋、九級から一級まで」(p.303)からですが、詰の見通しが立っても、成るか成らないかで最後が決まるという先読みの仕掛けがあるのと、それから、詰みあがりが何だか盤上に浮かんだ雲のようなかたちを描くのが面白いので紹介したくなりました。途中にまぎれがまったくないのも嬉しい出題です。